Aprilのダイエット日記

50歳を過ぎてから体重が全然落ちないどころか増えていく一方で頑張って痩せてキレイ!を目指す女性企業家の日記

腸内細菌は、脳にも影響する? 認知症やうつ病などにもなりやすい?

私達の腸内には、約1000兆個もの腸内細菌が生息していると言われています。そして腸は免疫細胞のかたまりと言われていますので、腸の状態がどのような影響を及ぼすことは色々な方面で研究されているようですが、特に「脳」と「腸内細菌(善玉菌、悪玉菌)」との関わりが明らかになってきているようです。

例えば、認知症の人の腸内細菌を調べたところ、悪玉菌が多く、善玉菌が少なかったそうで、悪玉菌が多いと認知症パーキンソン病など、難病と呼ばれる疾患に結びつくことが世界中の論文で発表されているそうですよ!

腸の状態が脳にそんな影響を及ぼしているとは、正直とても驚きです。

f:id:E_April:20200729132216j:plain

加工食品

また、ベーコン、ハム、ソーセージ、サラミ、パテなどの飽和脂肪酸の多い加工肉や、ジャガイモ、フライドポテトなどのデンプンの多い食品、クッキーやケーキ等の菓子類、甘いスナックなど、カロリーの多いスナック菓子を好んで食べるようなスタイルの食生活を送っている人は、認知症になるリスクが高いそうです。

アルツハイマー病を含む認知症は、症状があらわれる数十年も前から始まっていると考えられているので、食習慣が長期的に影響している可能性が高いということですね。

 

さらにもっと驚きなのは、腸内細菌は私たちの「思考」や「行動」「感情」、そして「性格」にまで影響を及ぼしているのではないか?という発表もされている点です。

ある特定の菌が多い被験者にネガティブな画像を見せるという実験したところ「不安」や「苦悩」などのネガティブ感情を強く感じたという結果が出たそうです。そして、全く同じ画像を見せたとしても、腸内に異なる菌が多い人は、そこまでネガティブな感情は出なかったという結果も出ていて、腸における菌の種類やバランスによって、私たちの考え方にまで影響を及ぼしているのはとても興味深いです。

 

では何故、腸内細菌が「ストレス耐性」や「うつ状態」にまで関与しているのではないか?と言われているかというと、その理由は「脳内での神経伝達物質の産生に腸内細菌が大きく関わる」からなのだそうですよ。

そして、神経伝達物質の過不足によって「うつ病」や「統合失調症」などの精神疾患や「パーキンソン病」などの脳神経疾患の発症につながると考えられているためです。

腸内環境を健康に保つことは、脳の健康にも大きな影響がある、ということなので、ここでも腸が本当に大事だということを改めて痛感しますね。

 

さて、認知症リスクを抑えるための摂取すべき食事の内容ですが、緑黄色野菜、果物、ベリー類、ナッツ類、全粒穀物、魚介類、鶏肉などだそうです。こういった多様性に富んだ食事を続けている人は、認知症を発症するリスクが低かったそうです。さらに、先ほどお伝えしたような加工食品やスナック菓子などの不健康な食品を食べる頻度を減らすことも必要です。実はこれらは、「糖尿病の食事療法」とも共通点が多いんだそうですよ。そして、こういった食事は、「腸の健康=脳の健康を維持するための食事」にもつながっていきます。

 

また、特定の食品や栄養素にこだわらず、多種多様で栄養価の高い食品を組み合わせることも大切になります。これがカラダに良いとか悪いとか言われると、ついつい特定の食品や栄養素ばかりを食べ続けたり、逆に避けるようになったりしがちですが、食品全体のバランスや組み合わせを意識してみましょう。たとえば食事をフライドポテトとコーラだけで済ませるのは、当然避けた方が良いですが、どうしても時間がなくて、たまにこういう組合わせになってしまうのと、常にこういった食事で済ませてしまうのでは全然意味合いが変わってきます。

多様性に富む健康的な食事スタイルを維持することが、生活習慣病を改善し、老化を予防し、かつ認知症やネガティブ感情といったものから私たちを守ってくれることになります。

認知症うつ病を予防したいと思う方は、とにかく幅広く栄養価の高い食品を摂り、食事全般が健康的なものになるよう心掛け、特定の食品の摂取量だけでなく、食品のバランスや組み合わせをぜひ意識してみてください!

腸に良い食事って、脳のためにも本当に大切なんですね。