Aprilのダイエット日記

50歳を過ぎてから体重が全然落ちないどころか増えていく一方で頑張って痩せてキレイ!を目指す女性企業家の日記

糖質燃焼型から脂質燃焼型のカラダへ(続編)

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さて、ここまで糖質の摂取を抑えて脂質燃焼型(ファットバーニング)に変えていきましょう、というDr.ジョーンズの本の内容をお伝えしてきましたが、簡単に言うと良いアブラを積極的に摂取しましょう、ということになります。

糖質を控えて良いアブラをたくさん摂る生活にすると、アブラは高カロリーですので通常よりも1000キロカロリーほど増えます。成人男性の平均が、2500キロカロリーだとすると、Dr.ジョーンズの場合は1日3500キロカロリーの生活を続けても体調がむしろ良いと言っていました。

ではどんな食生活を送っているか?というと、朝は野菜ベースのスムージーにグラスフェッドの牛のギー、バージンココナツオイルを加え、昼はヘルシーな肉と蒸した野菜にエキストラバージンオリーブオイル、夜もヘルシーな魚と蒸し野菜にグラスフェッドの牛のギー、そしてクミン、ターメリック、カルダモン、ローズマリー、バジル、タイムなどのハーブで彩りと味の調整、良いアブラはテーブルスプーン(大さじ)10杯程度を毎日摂取し、野菜にかけたり、珈琲に入れたりしているのだそうです。

1日に摂るべき理想の「良いアブラ」の量ですが、男性なら大さじ8~10(120~150グラム)、女性なら6~8(90~120グラム)ほどを、1種類に偏ることなく、下記に挙げる複数の種類のアブラをバランスよく組み合わせて摂ることが大事だそうです。

○ギー又はグラスフェッドバター飽和脂肪酸

○バージンココナッツオイル、MCTオイル(飽和脂肪酸

エキストラバージンオリーブオイル不飽和脂肪酸・オメガ9)

亜麻仁油不飽和脂肪酸・オメガ6&オメガ3)

なお、食材からもアブラは摂取でき、動物性たんぱく質には大さじ2~4、野菜も毎日欠かさず摂っていれば1日大さじ1~2くらいのアブラは摂っているそうなので、女性であれば、1日に大さじ3~5くらいを何かに混ぜたりかけたりして摂れば十分みたいです。サラダのドレッシングなどは市販のものだと添加物たっぷりですから、オリーブオイルをかけたり、自分でお酢亜麻仁油で即席ドレッシングを作って食べたりすると良いですね。また、バターコーヒーというグラスフェッドバターMCTオイルなどをコーヒーに入れたものを朝飲むと良いそうで、そんな風に摂っていれば、自然とそのくらいの量は摂取できそうですね。

また摂取方法ですが、前回も書いたように、オリーブオイルは加熱するとトランス脂肪酸に変化してしまうので注意してください!さらに、安価なオリーブオイルは色々なものが混ざっている可能性が高いので、どうせ買うならオーガニックで信頼できる銘柄のエキストラバージンオリーブオイルを選んだ方が良いですね。

 

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ちなみに良いアブラの一番のオススメは、グラスフェッド(草を食べて育った)動物の乳製品や脂肪だそうで、人間が消費するのに理想的なオメガ6とオメガ3のバランスになっていて、タンパク質、ミネラル、抗酸化物質が理想なバランスで含まれ、脂肪に溶ける微量栄養素も含まれるなど、良いことずくめだそうです。日本ではこの「グラスフェッド」表記の食材はスーパーで購入する際はほぼ見られませんが、最近ではネット通販で「グラスフェッドビーフ」などと検索するとたくさん出てきます。お値段もやはりそれなりですので、毎日これらを摂るのは難しいかもしれませんが、可能な範囲で買ってみるとよいかと思います。

ところで日本で健康に良いと流行ったものの中に、ドライフルーツやナッツがありますが、ドライフルーツはフルーツは含まれた果糖が凝縮されており、砂糖のかたまりなので摂りすぎは禁物です!また、ナッツ類も質の悪いアブラで加工されたものが多いので、無塩・無油、良質な塩や油を使った素焼きのもの、生のものが良いそうです。

 

その他、日本人の食生活で多く摂られている海藻(海苔、わかめ、こんぶ)なども重金属が含まれていないもの、きれいな海のもの(ニュージーランド産など)を摂取するようにすると良いそうです。

また、ヘルシー食材として積極的に摂られている大豆食品ですが、実は大豆に含まれているイソフラボンは体内で女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをして細胞に対して成長を促す作業があるため、たくさん摂り過ぎると例えばがん細胞を増やす恐れがあるらしいです。豆腐などは加工過程で化学物質が使われているものもあるので注意が必要ですね。その点では、納豆などの発酵食品は自然に近いものなので、大豆食品を摂るなら納豆がオススメです。私は納豆にキムチを載せ、オリーブオイルをかけて食べていますが、案外いけますよ。

 

 さて、話しが少し変わりますが、運動した後のアブラの摂取で気をつけることです。

運動後は成長ホルモンが多く出て、そのホルモンが脂質をエネルギーに変えてくれるチャンスです。運動直後はカラダがエネルギーを使い果たしているので、食べ物などで外からエネルギーチャージされないと、体内にすでに蓄えられている脂質(体脂肪)を燃やすことによってエネルギー源とします。つまり、この間はファットバーニング状態になるために何も摂らない方がよいわけです。そしてある程度、体脂肪を燃やし、そろそろ良いアブラを摂ってエネルギー補給してもよいタイミングが運動してから約2時間後になります。その時は、良いアブラと一緒に肉や魚などのタンパク質を摂り、野菜をグラスフェッドバターやココナッツオイルで軽く炒めたり、茹でてからエキストラバージンオリーブオイル亜麻仁油をかけたり、スムージーにアブラを混ぜて摂ったり・・という形で積極的に良いアブラを摂りましょう。

ちなみに運動直後に筋肉をつけるためにプロテインを飲むことは問題ありませんが、市販の味付きのプロティンは糖質をたっぷり含んでいます、せっかくファットバーニングの態勢が整っているところに、シュガーバーニングの状態に戻ってしまうので注意しましょう。

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最後に脂質は人間の体、特に脳を構成する大事な材料なので、良いアブラの摂取は特に妊婦さんにお勧めしたいです。特に脳の認知機能に大きな役割を果たすオメガ3はとても重要なので、赤ちゃんの健やかな脳を育てるために妊娠中に「良いアブラ」の補給を心がけると良いみたいです。アブラ以外にもお母さんの食べている栄養がそのまま赤ちゃんを作るわけですから、色んな意味で気をつけたいですけどね。

そういうわけで、今日は良いアブラの摂取の仕方について、でした。