牛乳などの乳製品も注意! カゼインとは何か?
先日のブログで、カゼインのことに少し触れたので、今日はこれについて説明したいと思います。
「カゼイン」は牛乳などの乳製品に含まれるたんぱく質のことです。私たちは子どもの頃から給食でも毎日牛乳(水で薄めたみたいにめちゃくちゃ美味しくなかったですけど・・(-_-;))を飲む習慣をつけられてきましたので、牛乳は体に良いんだと私自身も最近まで信じていました。
また牛乳は、豊富なたんぱく質やカルシウムが含まれているので健康的な食品に見えますし、それを疑わない人も多いかと思いますが、実は体にとって悪い影響があって様々な問題があるんだそうです。
まず、牛乳に含まれるカゼインは、分解されにくいアミノ酸なので、未消化のまま腸に入ると腸の粘膜に傷をつけ、炎症を起こします。この腸の炎症が繰り返し起こると、次第に腸の粘膜の目が粗くなり、先日お話したリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)になってしまいます。つまり、腸管を守っているバリアが破壊されることで、本来なら取り込まれることのない異物が体内に侵入し、炎症・アレルギー反応を引き起こしてしまうわけですね。
また、分解されたカゼインの一部(ペプチド)はモルヒネに似ているそうで、脳では麻薬のように認識されるので、中毒性が高くなります。このような腸の炎症と中毒性はグルテンにも同じことが起きるので、グルテンフリーと一緒にカゼインフリーを行うとより効果的なんだそうですよー。
では、カゼインを含む食品はどんなものか?というと、
・牛乳、カフェオレなどの乳飲料
・ヨーグルト ※豆乳ヨーグルトであれば問題無し!
・チーズ(ピザ、パスタにかける粉チーズ、グラタン、リゾットなども!)
・アイスクリーム、ソフトクリーム
・市販のクリームシチュー
・生クリーム(一般的な作り方のカルボナーラ)
・カスタードクリーム
・練乳
基本的にはパスタやピザなどの洋食に多く含まれますから、やはり和食を心がけることが大事ということなんですねー。
しかし、過去の私は本当にパスタとピザが大好きでしたから週3日くらいは昼か夜に食べていましたし、ヨーグルトは体に良いと信じ込んで、ほぼ毎日食べていたので、本当にカゼインを大量に摂取していたんですねー。今考えると恐ろしい・・・。
で、今でも飲み会などで、特に美味しいワインなどが出るお店に行くと(!)、どうしてもちょいとチーズを食べたくなってしまいます~(笑)。
その場合ですが、食物アレルギーを発症しているのでなければ、多少なら大目にみてもらってもいいようですよ❤
何事も、量が多すぎ、摂りすぎ、そればっかり・・は体に良くないですが、何よりストレスを溜めないように過ごすことの方が大事なので、今の私のように腸の状態が健康になってきていたのであれば、少しゆるめにカゼインフリーを行いましょう。
つい先日も飲み会がイタリアンだったので、美味しそうなリゾットが出てきましたが少量だけおいしくいただきましたし、ピザも1切れくらいは食べました。
健康を保つ秘訣がわかれば、食べたいものを我慢するのではなく、たまには自分へのご褒美に摂ってみることもいいですよねー。