Aprilのダイエット日記

50歳を過ぎてから体重が全然落ちないどころか増えていく一方で頑張って痩せてキレイ!を目指す女性企業家の日記

最も大事なこと「血糖値をちょうどいいところでコントロール」

さて前回、安易な「糖質制限」はとても危険、というお話をしましたが、何故なのか?もう少し詳しくお伝えしようと思います。

人は糖質エンジンと脂質エンジンの二つを積んでいて、緊急事態に備えるために脂肪を蓄える機能が「動物」として本来備わっており、例えば台風の前日に非常食を買いに行って数日間は大丈夫、といったような備えておく機能を無意識に動かしています。
しかし現代は、いつでも何でも食べれる飽食の時代ですので、気づいたら備蓄倉庫はもうこれ以上入らない!というくらいに満タンになっており、いつのまにか溢れてしまっている・・・つまり体重がどんどん増加してしまっているわけですね。

そしてダイエットを行うことによって、人が動物として生き抜くための「脳の恒常性」が作動し始める・・つまり、糖質制限ダイエットは恒常性を呼び起こしやすいダイエットであることは間違いないようです。

そして、糖質制限をすると必ず体調が悪化する人がいて、これは誰にでも当てはまることなのですが、「間違った糖質制限ダイエット」を行うことで、非常に危険な状態になります。それは何故か?

そのポイントは「血糖値」です。

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血糖値が高いと聞くと、イコール糖尿病を思い浮かべる人もいるでしょう。もちろん、血糖値は高いのは良くないですが、しかし下げればいいというものでもありません。
糖質制限をして体調が悪くなるのは、血糖値のコントロールがうまくいっていないから起こるそうで、大切なのは「自分の体で血糖値をちょうどいいところでコントロールできるかどうか」ということなのだそうです。

ではなぜ、血糖値がコントロールできないのか?
それには、肝臓の問題と副腎の問題の大きく分けて2つの原因があります。

 

〇肝臓機能の低下
肝臓は「糖の普通預金口座」のようなもので、余った糖を溜めたり、足りなくなったら出したりします。血糖値がお財布のお金の量を表すとしたら、お財布が空になったら肝臓からお金をおろす感じです。そうして常にお財布の中のお金を一定額に保とうとするのが血糖値コントロールが出来ている状態です。
ただ、肝臓機能が低下している人は、肝臓にお金を貯められなくなっている状態となり、例えて言うなら毎月の給与が現金で渡され、仕方ないから家に金庫を置いてその中にお金をしまっておく・・・これが脂肪になっているのと同じ状態です。
ちなみに、大酒け飲みの人=肝臓が悪いイメージですが、間違ったサプリメントや無駄な薬の摂取、高糖質、低たんぱく、でも肝臓の機能は低下するんだそうですよー。

 

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〇副腎疲労の問題

副腎は、腎臓の上に乗っている小さな臓器で、この副腎からは生きるために必要な様々なホルモンが放出されており、糖質制限と深い関係があるのがコルチゾール、つまり血糖値の調整役です。

コルチゾール大蔵大臣は糖質の使用について全権を握っており、血糖値(財布の中のお金の量)にあわせて、肝臓(銀行)から、糖(お金)をどのくらい出せばいいのか指示を出しますが、「副腎疲労」という状態になると、コルチゾールが出づらくなる=つまり、大蔵大臣からの指示がなくなるので、血糖値(財布の中のお金の量)にあわせて、
肝臓(銀行)から、糖(お金)をどのくらい出せばいいのか指示が出なくなるというわけです。

一体貯金がいくつあって、収入と支出はどのくらい?お財布の中身がいくら入っているかもわからないし、下ろすべきなのかもわからない。これはパニックですねー!

副腎疲労の人はそういう状態だそうです。

なお、副腎疲労になる原因として挙げられるのは、多くの場合、ストレスや過労なので、私たち現代人のほとんどの人が当てはまります(苦笑)。

さらに、肝臓の数値が良くない人は副腎疲労である可能性が9割以上と考えても良いでしょう。

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ということで、“自分の体で血糖値をちょうどいいところでコントロールできるかどうか”がポイントなんですね。

朝にパン、昼にご飯、夜はパスタ、このような食事では完全に糖質過多となってしまいますが、実際私のダイエット前の食事はまさにこれ!でした。
まさに、無知による糖質過多。そして、安易な自己流糖質制限ダイエット。今考えるとめちゃめちゃ恐ろしいですねー。
ちなみに私の場合、上記に加えて「貧血」でもあったので、余計に糖質コントロールは慎重にやる必要がありました。急激に減らしたら、それこそ仕事中にぶっ倒れかねない危険性もありましたからね。

そういうわけで、「ちょうどよい糖質量のコントロール」を行い、脳の恒常性に左右されずに健康的に「継続」できることで、初めて糖質制限ダイエットが成功するんだということをこの数ヶ月でしみじみ理解できました!