ファスティング回復食も全て終了。改めて食事について考える・・。
さて先日回復食7日目までの全てのメニューが終わりました。
徐々に、肉や魚、卵などのタンパク質も摂り、完全に終わった後には糖質など何でも好きなものを食べてよいですよーってことになったのですが、９月からすでに４ヶ月も続けてきた食習慣を変更することは逆に難しい状態です。
健康に関する習慣は、人間にとって生存に係る非常に重要な習慣のため、他の生活習慣であれば3週間（21日）継続すれば定着すると言われていますが、こちらは3ヶ月以上は定着するまでに必要と言われています。なぜ習慣を変えるのが難しいかといえば、人間の脳は安定化志向であり、可塑性といって、ちょっとずつしか変わることができないという特性をもっているからです。
ただし自分の習慣というのは、それが定着化するための最初の積み重ねの時間があったはずなので、自分の意思次第で必ず習慣を変えることができます。それにはある程度の時間がかかりますので、そしてそれを継続する意志力があるか、ということだけです。
そして今回のダイエットを通じて、なぜ？という疑問が私の中でも色々と起きてきまして栄養学について興味を持ち始めました。みなさん、私の身体の変化をみて「どうやってやったの？」という質問が必ずきますし、そこで食事を変えたことを説明すると、その後に必ずくるのが「なぜそれで痩せられるの？」という疑問。
例えば下記のサラダランチ。パンも付いていましたが、グルテンフリーを続けていたのでセットはスープだけ選びました。
一見良さそうに見えたので、これなら大丈夫かなと思って選んだんですが、食べ進めてみると何とこの中にショートパスタとチーズが混在していました・・。そしてスープもミネストローネではなくコーンポタージュなので、たぶん乳製品が入っているかと。ま、量が少量なんで食べた後も特に問題なく大丈夫でしたが、１ヶ月ほど前のダイエット中、たまたま飲み会で出たピザを少しだけ食べた時は翌朝ピーピーで大変になったこともあり、身体がたまに受け付けないこともあるので注意が必要だったりします。
そんな感じで最近は特に口に入れるものを注意しているのですが、たまたま先日友人とのやり取りで発生した内容を少しご紹介します。
私の友人は正月にお餅やらご飯やら食べ過ぎて胃が重いというので、毎日ヘルシーなオートミールに変えたということでした。確か私の記憶でも食物繊維がたくさん入っていて良いのかなと思ったのですが、麦っていう種類だし、小麦粉と違う種類だからって問題ないのかな？と思い、早速、分子栄養学を学んだ先生にお聞きしました。
オートミールはグルテンフリーで食物繊維も豊富でよいそうです。が、しかしやはり、麦という名前がついているだけあって、オーツ麦もグルテンに似た構造をもつタンパク質なので、腸で吸収しにくく、場合によってはアレルギー反応を起こしたりするそうなんです。もちろん毎日毎食など大量に摂らなければよいそうですけどね。というわけで友人は毎日３食食べてたようなので、大量摂取に当たるため、「止めた方がよいみたいよ！むしろお米を食べましょ－！」とアドバイス。
ではなぜグルテンが腸によくないか？が理解できないと納得しないと思いますので、説明をしますね。
腸の細胞と細胞の間には、ある強固なタンパク質が隙間を埋めており、不要な有害菌などの侵入を防いでいるのですが、腸の粘膜細胞の間をすり抜けてしまうタンパク質があり、ゾヌリンと言います。そのタンパク質の影響で、腸内細菌のバランスが崩れ、バリアが崩壊し、本来入ってはいけない病原菌が入ったり未消化のタンパクが入ったりして引き起こされるのが、リーキーガット症候群と言います。リーキーガットを引き起こすと、自己免疫の誤作動やアレルギー反応が起きたりしますので、アトピー性皮膚炎なども腸の状態ととても関係が深いのです。そして、グルテンの成分であるグリアジンが腸の細胞に働きかけることによって分泌されるタンパク質が、ゾヌリンというわけです。つまりアレルギー体質は腸からのグルテンの影響を大きく受けているとも考えられるわけで、私も鼻炎のアレルギーを持っていますが、皮膚とか鼻とかの問題ではなくて腸からくる症状だったということを改めて知りました。
しかしこの数ヶ月の食事改善と先日のファスティングによって私の腸はかなり浄化されてキレイになっているはずですので、これから春先にかけては花粉症なども発症する季節になりますが、もしかしたら今年からは出ないんじゃないか？と期待しています。その辺についてはまたブログで報告させていただこうかなと思いますが、いづれにせよ、私の過去の食生活は、パスタ、ラーメン、うどん、パン・・とグルテンだらけの生活でしたので(笑)、これが改善されただけでもかなり健康になれたと思います。
そんなわけで今日はグルテンフリーが大事というお話でした・・・。
